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弥生のムラ たたら製鉄操業 オープン講座のお知らせ
火山活動によって誕生した国東半島には、質の良い砂鉄が豊富にあったことから、砂鉄と木炭から鉄を精製する「たたら製鉄」が盛んに行われていました。
国見町には鎌倉時代の刀匠(とうしょう)、紀新太夫行平(きのしんだゆう ゆきひら)の鍛冶場があったといわれています。
刀鍛冶としての腕を高く評価された彼は、一時期は後鳥羽上皇の下で日本刀を作っていたとされ、その作品には国宝指定のものもあります。
かつて製鉄で栄えた国東の地で、再び古代製鉄技術を用いて玉鋼(たまはがね)をし精製し、その操業の様子を一般公開します。
弥生のムラでは年間講座として、2013年より「たたら製鉄」を研究しています。
今回は考古学者でもある愛媛大学の村上教授を迎え、講座生と共に製鉄を試みます。
精製された玉鋼は、のちに純大分県産資材で再現する豊後刀の材料となります。
時代を超えてよみがえる古代の技に、遠い昔の人々の思いを感じるかもしれません。
操業期間は9月18日(木)からの4日間、一般公開は9月20日(土)です。
詳しくは、国東市歴史体験学習館 電話0978-72-2677までお問い合わせください。
また、現在弥生のムラでは9月28日(日)まで、企画展「重光(しげみつ)葵(まもる)と国東 ~平和への道~」を開催しています。
国東市にもゆかりのある先哲(せんてつ)・重光葵(まもる)の激動の人生と、戦時下の国東の暮らしの様子を展示しています。
こちらも併せて是非ご覧ください。
※弥生のムラ企画展↓
https://www.city.kunisaki.oita.jp/site/yayoinomura/yayoinomura-sigemitsumamoruten2025.html